プライバシーマーク Pマークコンサル会社の選び方-比較・ランキング情報

失敗しないPマークコンサル会社の選び方

私はこれまで顧客の相談を通じて、様々なPマーク取得のコンサルティング会社のサービスを見てきました。その内容には大きな差があり、中には利益誘導の為のサービスや、雑なサービスも多く見受けられました。ここでは、失敗しない為のPマークコンサルティング会社の選び方を紹介します。

にわかコンサルティング会社に要注意!

Pマーク取得のコンサルティングには資格が必要ありません。最近Pマークを取得した会社が翌月にコンサルティングをやっている、なんてこともあったりします。しかしこれは非常に危険な事で、状況が全く違うお客様に自分たちの経験値を押しつけているだけなので、時間がかかったり、取得に至らなかったり。 やはりお願いするなら、Pマークコンサルティングを専業として行っている会社を選ぶ事が何よりも重要です。

会社を選ぶためのチェックポイント

使用する書類のフォーマットを見せてもらう。規定ページ数をチェック。

Pマーク取得には規定を作成する必要があります。規定はコンサルティング会社がオリジナルのフォーマットを持っているので、見せてもらってください。見せてもらえない場合は、「全部で何ページありますか」と聞いてみてください。ページ数は少ないほどいいです。私の知っている中では、約30ページほどの会社もあれば、なんと800ページある会社もあったりします。

契約前にコンサルタントに会わせてもらう。

Pマークコンサルティング会社とは数ヶ月間のお付き合いになります。その数ヶ月間を担当するコンサルタントとは契約前に会っておきたいものです。まずは、「コンサルタントに会わせてください」と言ってみてください。会わせようとしない会社はコンサルタントの質に自信がない可能性があります。会う事が出来たら今度は、コミュニケーションが取れそうなコンサルタントであるかを見極めてください。

サービス内容を確認する。商品の売り込み&オプションのチェック。

最近インターネットで低料金を売りにしている会社がありますが、要注意です。話しを聞くと、訪問回数に制限があったり大切な事がオプションだったり。訪問回数は契約前に確認してください。フルコンサルティングと言っても回数に制限をかけている会社もあります。

業務フローチャート、来訪者記録は必要か。

Pマーク取得には、規定以外にいくつか資料を作成しなければなりません。「PC管理台帳」「アカウント一覧表」「機械管理台帳」等です。このような資料は都度、担当者が管理しなければならない為、極力少なく抑える必要があります。しかし、経験の浅いコンサルタント会社は、不必要な資料まで作らされて担当者が更新していかなければならない、そんな状況を多く見てきました。その代表が、「業務フローチャート」です。Pマーク取得において「業務フローチャート」の作成は義務づけられていないのです。そしてもう一つが、来訪者記録。来訪者が個人情報を扱うエリアに入らない限り、来訪者記録は必要ありません。

「営業マン」が説明する会社は要注意。

Pマーク取得に関してみなさんが最初に知りたい事は、費用がどれくらいかかるのか、だと思います。当然サービス料金は営業マンも説明できますが、実際には設備の面で費用がかかる事もあります。例えば、停電対策の『無停電電源装置』やアクセスログソフトウェアなど。必要な設備の指摘と発生する費用がわからない営業マンはかなりいます。しっかり答えられる、ちゃんとしたコンサルタントでないと不安ですよね。

書類審査でどれくらいの指摘を受けるのか聞く。

Pマーク取得に際して書類審査があります。そこで審査員から「指摘」(改善要求)が提示されます。この「指摘」の数が重要なポイント。しっかりしたPマークコンサルティング会社であれば0個、あっても1~2個です。しかし、中には10~20個の指摘を受ける会社も実際にあります。「書類審査でどれくらいの指摘をうけるものなのでしょうか」と聞くと、その会社の自信がうかがえるのです。

まとめ

コンサルティング会社を選ぶ際には、この6つのポイントをチェックしてみてください。「Pマーク取得は、コンサルティング会社に頼めば必ず取得できる」と思ったら大間違いです。業者選びを間違えると、大変なことになるのです。Pマーク取得を失敗しない為にも、契約前に必ずチェック!